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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

ピアノ協奏曲<地下の迷宮>を公開 ―ピアノ協奏曲≪冥界へ≫第1楽章― 

Posted on 10:33:57

 
 私は、モーツァルトの短調の曲をこよなく愛してきました。交響曲の40番、ピアノ協奏曲の20番、24番は、特別の愛聴曲です。
 この<地下の迷宮>は、到来してきたモチーフや発想を、そのモーツァルトの枠組に盛り付けた作品です。そのため、モーツァルトの短調の2曲のピアノ協奏曲と似た雰囲気の楽曲となっています。
 
 
 古典派の協奏曲タイプのソナタ形式に準じて、スコアを書きました。
 (ハイドンとモーツァルトの協奏曲の形式です)
 4部に分かれます。
 [第1提示部]、[第2提示部(2:11~)]、[展開部(5:39~)]、[再現部(7:35~)]からなっています。再現部内に、カデンツァ(9:47~11:24)があります。
 なかなかピアノが登場しませんが、古典派の協奏曲に倣ったためです。ソロ・ピアノは第2提示部で初めて登場します。第1提示部は、管弦楽のみの演奏です。
 楽曲の内部構成と、オーケストラの編成については、モーツァルトのピアノ協奏曲の枠組に従いましたが、和音の使い方や和声進行に関しては、古典派の様式にはこだわっていません。また、ピアノの音域についても、モーツァルトの61鍵の音域を逸脱しています。
 形式が主体ではなく、内発的な曲想を損なわないようにするため、枠組に縛られず、かつ、枠組を生かす方向で曲作りをしていきました。
 つまり、全面的にモーツァルトを目指したわけではないのです。強いて言えば、モーツァルトのアドヴァイスのもと、現代的感覚とも調和し、私の感性とも共振する古典派的作品を創作しようと試みたのです。
 
 2013年3月から4月に作曲、ハ短調。
 振り返ると、この作品の作曲と音楽制作は、自分の影の分身との格闘でもありました。
 
 タイトルをクリックすると、試聴できます。
 
 
 
 Underground Labyrinth

Underground Labyrinth

 
―Piano & Orchestra―
(12:16, WAVファイル) 
【ピアノ協奏曲≪冥界へ≫第1楽章】
 

 

 
ピアノ協奏曲≪冥界へ≫の第2楽章<西方浄土>は、こちらで試聴できます
 また、第3楽章<真夜中の虹>は、こちらで試聴できます
 (どちらも、2013年の演奏改訂版です)
 
<地下の迷宮>の創作過程については、ブログ記事<C.G.ユングの芸術論(その1)―作品と作者との関係―>の後半で、やや詳しく振り返っています。
 また、この作品の作曲・音楽制作における心身への影響については、ブログ記事<作曲・音楽制作における心身相関について>に記しておきました。

 
楽器編成:ソロ・ピアノ、フルート2、オーボエ、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、グロッケンシュピール、シロフォン、チューブラベル、ティンパニー、シンバル、弦楽器群(ヴァイオリンⅠ・Ⅱ、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。
 

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