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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

管弦楽曲<アシカのメヌエット>を公開 ―≪生命の海≫第3楽章― 

Posted on 16:36:03

 
 久々の、新曲です。
 この1年近くの間、旧作のスコア改訂や、演奏表現の改善に、音楽用のエネルギーを投入していて、なかなか新しい曲の創作に取り組めずにいました。
 第7作品集≪天地有情≫<高原の風>(初公開は2012年5月)以来の新曲です。
 
Sea Lions 
鴨川シーワールドにて撮影(↑クリックで拡大写真)
 
 水族館で多彩な芸を披露してくれるアシカ。この愛らしい生き物を管弦楽で表現してみようと思い立ちました。
 なかなか楽しい曲になりました。
 
 アシカの躍動感ととぼけた風情を表現するのに、古典派のメヌエットがふさわしい、と直感し、メヌエットの形式に大まかには準拠して創作しました。 
 
 メヌエットは、3拍子の舞曲です。もともとはフランス起源の舞曲で、17世紀のルイ14世の宮廷で流行し、後に、交響曲に取り入れられました。
 [第1メヌエット―トリオ―第2メヌエット]の3部形式です。8小節単位のまとまりを持ち、繰り返しに一定の規則があります。トリオでは、関係調に転調します。
 ハイドンやモーツァルトの交響曲の第3楽章が、たいてい、メヌエットになっています。 
 
 ただし、この<アシカのメヌエット>は、メヌエットの形式からの若干の逸脱はあります(転調、繰り返しなどに)
 
2016年6月、新録音版に差し替えました。
  
(YouTubeへのリンクです)
 2013年2月作曲。出だしは変ロ長調、全体としてはヘ長調。
 
楽器編成:フルート2・ピッコロ1、オーボエ2・イングリッシュホルン1、クラリネット2・バスクラリネット1、バスーン1、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ2、シロフォン、チューブラベル、シンバル、ティンパニー、チェレスタ、弦楽器群(ヴァイオリンⅠ・Ⅱ、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。
 
 
 この曲は、管弦楽組曲≪生命の海≫の第3楽章です。
 第4楽章は、
<海に眠る月>です。
 こちらもどうぞお聴き下さい。
 
2015年12月24日、管弦楽組曲≪生命の海≫第5楽章、<イルカの旅立ち>を公開しました。
 

 
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