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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

例年の肺炎やインフルエンザによる死亡者数との比較 

Posted on 10:45:13

 
 新型コロナウィルスをめぐる騒動(報道や対策など)は、私の感覚からすると、大げさすぎ、集団ヒステリー、あるいは"洗脳"のように思われます。
 生きていく上では、さまざまなリスクは付きものであり、それらの相対的なリスクがどの程度かを見極めるのが肝要ではないでしょうか。
 今回は、感染者数に比べるとより信頼度が高い、「死亡者数」のデータの比較を行い、相対的なリスクを把握してみようと思います。

 
 新型コロナウィルスによる風邪が重症化し、死に至る場合、肺炎で亡くなるのが大多数です。そして、死亡者の多くは、70代、80代の高齢者で、持病を抱えていた方々です。
 よって、毎年、毎月、どの程度肺炎で日本人がなくなっているか、というデータは、比較参照するのに適した資料でしょう。
(以下、主に、厚生労働省の「平成30年(2018年)人口動態統計月報年計(概数)の状況」のデータを用います)
 
 ここ数年、日本人は毎年、130万人程度、亡くなります。2018年に肺炎で亡くなったのは、そのうちのおよそ7%で、肺炎は死因の第5位となっています。1年間ではおよそ9万5000人、ひと月平均では、約8000人の日本人が、肺炎で死亡しているのです。
 例年の肺炎も、年齢分布では、高齢者が大半を占め、新型コロナによる死亡年齢分布と似ています。
 では、新型コロナウィルスによる、ひと月当たりの死亡者数はどれだけだったか、を確認してみます。東京新聞の4/2と5/2に掲載されたデータを比較すると、4月のひと月間に、421人が亡くなったようです。3月までと比べると少々増えてはいますが、アメリカやイタリアやスペインなどの深刻な感染国と比べると、2桁小さい数値です。
 そして、例年の肺炎によって、毎月8000人ほどが亡くなっているわけですから、新型コロナウィルスによる死者は、その5%程度に過ぎないわけです。
 
 また、毎年、インフルエンザをこじらせて、重症化し、死に至る人もいます。やはり、主に高齢者の方々です。そのデータも、上記の厚生労働省の統計に掲載されていました。
 2018年には3323人、2017年には2569人が、インフルエンザで亡くなっています(このデータは、医師が死因としてインフルエンザと記入した死者の数で、例えばインフルエンザのせいで持病が悪化して心不全で亡くなった、などの事例は含まれていないはずです)
 この数字は年間ですが、1月から4月に大部分の死者が出て、ピークが1月~2月なので、1月と2月は、ひと月当たり、1000人程度のインフルエンザによる死者が発生しているのです。昨年の、2019年の1月には1685人、2月には1107人の死者が出ました。
 これらの死亡者数と比べても、新型コロナウィルスによる死者の数が多いとは言えないでしょう。実績として、昨年の1月や2月のインフルエンザの重症化による死亡リスクの方が、今年の4月の新型ウィルスの重症化による死亡リスクよりも大きかったのです。
 
今年は、通例の肺炎の死者数に対して、新型コロナウィルスによる死亡者数が加わりますが、[肺炎+インフルエンザ+新型ウィルス]の合計の死者数は、昨年よりも減るかもしれません。仮に、新型ウィルスによって1000人程度増えたとしても、今年の1月2月にはインフルエンザがあまり流行しませんでしたから、インフルエンザによる死亡者数は1000~2000人程度少なかったでしょう。ですから、それらのトータルを考えれば、死者の数が必ずしも増加するわけではないのです。
 
 新型コロナウィルスでは、感染者数に対する死亡率が、インフルエンザよりもずっと高いですが、そもそも感染者数が、圧倒的に少ないことを考慮に入れるべきです。
 したがって、現実の死亡者数の比較こそが、相対的なリスクがどの程度かをつかむのに、妥当なデータである、と私は判断しています。
 インフルエンザが流行すると、3か月でおよそ1000万人の日本人が感染します(10人に1人)。ひと月で、数百万人、感染者数が増加するのです。それに対して、今回の新型コロナウィルスでは、4月に感染者数が増えたといっても、およそ1万2000人の増加です。
 「流行」という用語を、インフルエンザの場合を基準に用いるならば、現在、「新型コロナウィルスによる流行はごく軽微であり、ほとんど流行していない」と表現されるのではないでしょうか。何しろ、日本人の1万人に1人しか感染していないのですから。
 もし、隠れ感染者が数万人程度いたとしても、ざっと数千人に1人の感染です。このような状況に対して、「感染拡大」とか「蔓延」といった表現をするのは、誇張であり、過剰報道であるように、私には感じられます。
 感染は、「わずかに継続しているが、抑制されている」との表現が、妥当なのではないでしょうか。
 
 さらに、交通事故による死亡者数とも、比較してみます。
 2018年には、1年間に4596人、2017年には、5004人の方が、交通事故で命を落としています。ひと月平均では、およそ400人が亡くなっているわけです。
 その数値と、新型コロナウィルスによる4月ひと月間の死者の数が、ほぼ同じです。
 ですから、「死亡リスク」の観点からは、交通事故と同程度だったのです。
 毎年5000人が交通事故で亡くなるからといって、外出に対する自粛要請はなされません。基本的な交通ルールを守って外出するように、新型コロナウィルスに対しても基本的な感染防止対策を行ったうえで、びくびくせずに外出すればよろしいのではないでしょうか。
 
※新型コロナウィルスによる感染が相当に抑制されているのは、自粛によるものだとの見方もあるかもしれませんが、それはあくまで憶測・仮説にすぎません。逆の見方もできます。
 自粛以前、2月3月と、感染は相当に抑制されていました。そして自粛要請以降、1日あたりの新たな感染者数が微増して、その後ほぼ横ばいとなりました。ということは、自粛には顕著な効果はなく(何しろほとんど流行っていないのですから、顕著な効果が出るはずがないと私は愚考します)、むしろ、自粛が逆効果となった側面もあったのではないか、自粛の結果として感染者が微増した可能性もあるのではないか、という捉え方です。少なくとも、その可能性を排除することはできないと私は考えています。
(興味ある方は、前回のブログ記事<自粛要請における逆効果の側面>をご参照ください)

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テーマ - 自然科学

ジャンル - 学問・文化・芸術

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