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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

自粛要請における逆効果の側面 

Posted on 09:30:28

 
 新型コロナウィルスへの対策として、休校要請や自粛要請がなされ、さらに緊急事態宣言まで出されましたが、4月下旬になっても、1日当たりの新たな感染者数は減ってないようです。
 激増はしていないものの、要請がなされるごとに、感染者数は微増している、とみられます。
 このような現状に対して、冷静に考察してみると、自粛要請によってなされたことの中には、かえって感染者数を増やすことになった、逆効果の側面もあったのではないか、少なくともその可能性を排除することはできないのではないか、と私には思われます。
 その側面について、記述してみます。

 
 その一つ目は、「3密」の密閉を避けるために、過度の換気がなされるようになり、職場環境や通勤電車などが時には異様に寒いことがしばしばあり、風邪をひきやすくなったのではないか、という点です(3月から4月半ばころまでの私の経験に基づいています)
 新型コロナウィルスも、従来型のコロナウィルスの変種ですから、風邪のウィルスの一種です。症状は風邪で、こじらせれば肺炎になる点も、風邪やインフルエンザと同じです。風邪をひきやすい条件が整えば、風邪をひく人が増えます。その風邪の中には、新型コロナウィルスによる風邪もあるでしょう。
 風邪をひきやすくなる好適な条件のひとつが、皮肉なことに自粛要請によってもたらされた、と思われます。このことが、感染者数の微増につながったのではないか、と私は推測しています。
 
 二つ目として考えられるのは、TVなどの報道で過剰に恐怖が煽られたせいで、びくびくして生活を送る人が多くなり、本来人間に備わっている免疫機能が弱ってしまったかもしれない、という点です。また、自粛要請により活動が制限され、娯楽による息抜きもしづらくなったり、仕事や収入に対する心配が増えたりしたため、ストレスが蓄積され、病気への耐性が低下していたかもしれません
 ゆったりと穏やかに日常生活を送っていれば、たとえウィルスやバクテリアと接触したとしても、そう簡単には発病しないものです。
 しかしながら、精神の安定が損なわれ、過剰なストレスにさらされると、身体の機能にも影響が及びます。免疫機能も低下するでしょう。
 こちらの要因も、4月の感染者数の微増に寄与したのではないか、と考えられます。
 
※蛇足:ひとりの八王子市民が、今後ひと月の間に新型コロナに感染・発症する確率は、1万分の1~数千分の1程度。
 大雑把な計算です。私は、八王子に在住しています。
 4/25の東京新聞朝刊のデータによれば、4/23までの八王子の累計の感染者数は、35人です。八王子の人口は約56万人ですから、3か月余りの間に、1万人に1人も感染していないのです。新たな感染者数が微増するとしても、現状の増加ペースならば、今後ひと月間で、せいぜい50人~200人程度でしょう。よって、上記の確率予想となります。
 日常生活の中には、さまざまなリスクがあります。絶対に安全、はありえません。相対的なリスクがあり、その程度を比較して考えるのが、合理的だろうと、私は考えます。この程度の確率は、外出して交通事故にあう確率と同水準のリスクと思われます。ですから、交差点を渡るときに信号無視をしない程度の注意を、新型ウィルスに対してもするのでよいだろう、と私は思っています。神経質になりすぎると、そのストレスで免疫機能が低下し、逆効果となりかねません。
 
 話を戻します。そもそも、感染者数のデータ自体、それほど信頼度の高い数値ではありません(検査をどの程度行っていたかにより値は変わるでしょうし、PCR検査の精度の問題もあります)
 ただ、ある程度は参考になるデータでしょう。
 その、1日当たりの新たな感染者数が、自粛要請以降も減少に転じなかったのはなぜか、その要因について私が考えを巡らせ、とりあえず思い至った暫定的な仮説が、上記の2つの要因です。
 
※「自粛しても感染者数が減らないのは、自粛の仕方が足りないからだ、もっと自粛を強化すべき」というような理屈は、新興宗教での次のタイプの論理にそっくりです。「あなたの病気が治らないのは、お布施の額が足りないからです。もっとお布施をしなさい」
 まずは、減らなかった要因を探るのが、先決ではないでしょうか。
 
 今後の状況の推移次第では、その見解を変更あるいは修正するかもしれませんが、現時点では、(研究者として)そう考えている、ということです。
 
    森幸也(専門は、科学史・生物学史)、4月25日。
 
しばらくの間、ブログを休眠していましたが、上記の考察内容については参考になる人もいるかもしれない、と考え、記事を書き、公開することにしました。


 

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テーマ - 博物学・自然・生き物

ジャンル - 学問・文化・芸術

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