作曲と思索の愉しみ
オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。
2018/08/04 Sat.
玄米食とヨーグルトの危険性
Posted on 08:56:58
玄米食もヨーグルトも、私が、過剰な健康情報に惑わされてしまった実例です。
玄米食の方は、もう20年ほど前になりますが、あるときに玄米の味覚に目覚め、白米をやめて、しばらく玄米を食べ続けたことがありました。
マクロビオティックなどの知識を多少とも得ていた私は、きっと体にも良いだろう、と考えていましたが、それは(少なくとも私の場合は)間違っていました。
(玄米は全体食であるとか、白米はミネラルやビタミンを含む胚芽を削りとってしまっている、といった一面的な知識に惑わされていました)
体調の良い時期に食べ始め、2週間ほどしたら、自覚できるほど痩せてきたのです。
私はもともと痩せた体型なので(当時、45kg程度)、少し体重が落ちると(43kgを下回ると)体力が続かなくなり、すぐに疲れてしまいます。根気、気力が続かなくなります。
私にとって、玄米は、命の活力をそいでしまう食物だ、と自覚し、白米に戻りました。玄米の素朴な味は悪くないですが、私の体との相性の悪さは如何ともできない、と感じました。
その後数年して、ひょっとしたらそのときの体重減は、他の要因も関与していたのではないかと思い返すようになり、体調の良い時期を見計らって、もう一度玄米食を試してみることにしました。
しかし、結果は以前とほぼ同様で、2週間ほどして体重が減ってきて、体を動かす気力が萎えてきました。
やはり玄米は危ない。
そのように、体全体で了解したのでした。
そのような、過去の苦い経験があるにもかかわらず、昨年、同じような失敗を、ヨーグルトで繰り返してしまいました。
40代の頃から、牛乳を飲むとおなかが緩くなることが多くなり、あまり牛乳を飲まなくなりました。その代わり、豆乳をよく飲むようになり、今でもほぼ毎食後に少量(50ml程度)飲んでいます。
昨年の秋、やや便秘傾向が続いていた頃、インターネットや書籍の情報をもとに、ヨーグルトをしばらく摂取してみようと考え、いろいろな種類を試していきました。
豆乳の代わりに、食後に少量ずつ食べ始めたところ、やがて便秘は解消したのですが、逆に軟便傾向が続くようになり、活動への気力が若干損なわれてきたように感じました。
この感じは、かつて、玄米を食べていた頃の体の感触と似ている。
そのように体感した私は、ヨーグルトを控えるようにしたのでした。
(振り返ると、腸内細菌などについての断片的な情報に踊らされていました)
ヨーグルトも、玄米と同様、私の体とは相性が悪い。
(吹き出物も多く出るようでした)
他の人には合うかもしれませんが、私の体は嫌がっているようなのです。
玄米もヨーグルトもともに、私の内臓は十分には消化・吸収を行い得ないらしい、その結果、体力・気力が徐々に損なわれていく、とわかってきました。
(時折訪れる便秘傾向に対しては、私の場合、ドクダミ茶が効果を発揮しています)
やはり、食生活に関する一般的な知識を鵜呑みにせず、自分の体の声に耳を澄まして、自分の身体に適合する飲食を心掛けたいものです。
大脳の思考・知識は、断片的・一面的になりがちです。身体のもつ智慧を尊重する姿勢が大事だと思います。
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