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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

管弦楽曲<海に眠る月>を公開   ―神話的筋書きの展開― 

Posted on 12:44:05


 前回のブログ記事に書いたように、クラシック音楽の管弦楽曲やオペラには、“神話的”筋書きを有する作品群が存在するといえます。
 今回公開する、この<海に眠る月>も、楽曲の出来映えはともかく、それに準ずる構成をもつ作品です。
 
Pearl Sea
ホテル「プレミアリゾート 夕雅 伊勢志摩」より望む、
志摩の海[森さちや撮影] (↑クリックで拡大写真)
 
 作曲や編曲の際に明確に意識していたわけではありません。
 ですが、“神話的構成”を有する作品群―≪運命≫交響曲とその系譜の作品群―の存在を認識した現在から振り返ってみると、この曲<海に眠る月>は、それらの楽曲と似た構成をもっていたことに気づきます。
 
 曲の長さは7分弱と、管弦楽曲としては短いですし、作品の内容や質の面からして、過去のクラシック音楽の作品群とは較べるべくもないのですが、いくつかの、共通する原型的情景があるのは確かです。
 夜の航海を想起させるシーン、闇の世界での試練、異世界からの啓示、再生した充実した生命。こうした情景を、この曲は進行とともに暗示しているように、作曲者の私には感じられます。
 (作曲者がここまで語ってしまうのは、はしたないことかもしれません。失礼しました)
 
 この曲は、以前作曲した管弦楽曲<月の記憶>を基にして、編曲し直した作品です。
 編成をやや厚くし
(金管楽器がやや厚め)、スコアを大幅に見直しました。
 <月の記憶>では、不自然な曲の流れの個所がいくつかあったのですが、それらを修正し、この曲に宿っている生命力が溢れ出てくるような編曲を心掛けました。
 
 次の、曲のタイトルをクリックすると、試聴できます。
 

Moon in the Deep Sea

Moon in the Deep Sea
 
 
―Orchestra―
(7:01, WAVファイル) 
【管弦楽組曲≪生命の海≫第4楽章】

 
 
 
 原曲<月の記憶>は、2006年2月作曲。
 この曲<海に眠る月>は、2012年11月編曲。ト短調。
 
楽器編成:フルート2、オーボエ2・イングリッシュホルン1、クラリネット2・バスクラリネット1、バスーン1、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、チューバ1、シロフォン、チューブラベル、シンバル、ティンパニー、チェレスタ、弦楽器群(ヴァイオリンⅠ・Ⅱ、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。
 
追記
 
 こうした構成をもつ曲を、私は他にも作曲しています。
 <運命の変容><冬の旅路>がそうです。
 こちらもどうぞお聴き下さい。
 
2013年4月13日、
 管弦楽曲
<アシカのメヌエット>を公開しました。
 ≪生命の海≫の第3楽章です。
 
2015年12月24日、管弦楽組曲≪生命の海≫第5楽章、
<イルカの旅立ち>を公開しました。


 
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