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新作曲<泉の精>―ピアノと管楽のための六重奏曲―を公開

 
ピアノと管楽のための六重奏曲
≪山水のいのち≫
 
第2楽章:<泉の精>
 
編成は、[ピアノ・フルート・オーボエ・クラリネット・バスーン・ホルン]です。
 

(YouTubeへのリンクです)
 
 変奏曲です。
 テーマのメロディーラインが、モーツァルトの変奏曲、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ≪泉のほとりにて≫k.360に似ているため、この<泉の精>も、モーツァルトに倣って変奏曲形式を採用しました。
 
 テーマと、6つの変奏からなります。ただし、第6変奏は、テーマの再現を兼ねています。
 各変奏の最初の8小節の旋律については、6種の楽器が、交代でソロを担当していきます。ソロの担当楽器は以下の通りです。
 テーマ:クラリネット
 第1変奏:オーボエ
 第2変奏:フルート
 第3変奏:バスーン
 第4変奏:ホルン
 第5変奏:ピアノ
 第6変奏:クラリネット
 
 基調はニ短調ですが、第4変奏はニ長調、第6変奏の前半はヘ短調になります。
 第6変奏での転調は、ラヴェルが≪ボレロ≫の終盤で敢行した長3度上への転調を見倣いました。こちらの<泉の精>は短調の曲なので、短3度上への転調としました。
 泉が湧き出るように、種々の変奏が生成発展していきます。
 変奏曲の多様性は、脊椎動物のさまざまな種のような、生命の多様性の隠喩になっているように感じます。
 どちらも原型となる構造(大まかな旋律の流れと和声進行・基本骨格や内部の器官系)が存在し、それらがさまざまに変容を遂げます。鳥類の翼、魚類の前鰭、哺乳類の前肢などが互いに「相同器官」となっているのと同様に、変奏曲では、互いに“相同な”メロディーが生成していきます。
 
 2017年2月にスコア完成。
 
静止画像は、2015年の秋、安曇野の大王わさび農場で撮影した写真です。

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