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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

管弦楽曲「冬の旅路」を公開 

Posted on 08:59:06


 この曲のタイトル「冬の旅路」の“旅路”は、現実の外界での身体的行動としての旅路であるとともに、内的な精神活動の遍歴としての旅路、をも暗示しています。
 

 連作の管弦楽組曲≪幻想の四季≫の第4楽章として作曲しました。


  短調の、速いテンポの管弦楽曲を構想していたので、私の好きな、モーツァルトの交響曲25番(ト短調、K.183)や40番(ト短調、K.550)のもつ曲の風合いを、この曲でも出してみたいと思いつつ、創作しました。
 
 メロディーラインについては、想い描いていた曲のイメージと一致する旋律が次々と湧き上がってきたので、この曲のテンポのように、素早いリズムで短期間にスケッチができていきました。
 
(第3楽章はずいぶんと時間がかかったのですが)
 
 オーケストレーションについては、モーツァルト当時の古典派の2管編成のオーケストラよりも濃厚な装飾を施したかったので、この管弦楽組曲≪幻想の四季≫では、3管編成のフル・オーケストラで編曲を施しました。
 さらに、ラテン・パーカッションとハープが加わります。
 チャイコフスキーの管弦楽曲にならって、オーケストラの面白さ、華麗さを引き出せるような、カラフルなオーケストレーションを試みました。
 
 この「冬の旅路」を収録したCD作品集のタイトルは≪夢の国へ≫というのですが、この曲は作品集のタイトルと同調していて、冬の旅路の彷徨の末に、夢の世界にたどり着く、という構想になっています。
 
 次の、曲のタイトルをクリックすると、試聴できます。


Winter Journey

Winter Journey

Orchestra
(8:29, 約86MB, WAVファイル)

作品集≪夢の国へ≫に収録
【管弦楽組曲≪幻想の四季≫第4楽章】 

 

[作品集≪夢の国へ≫での説明]
 

 メロディーラインは、モーツァルトの短調で速いテンポの曲を意識して、書きました。
 テーマはまず弦楽合奏で提示され、ついで、フルートとハープに引き継がれます。パーカッションを伴ったクラリネットソロの後、第1回目の小さなクライマックスが訪れ、再びテーマに戻ります。中間部(2:10頃~)では、オーボエ、フルート、ヴァイオリンの順に、ソロの競演が展開され、トランペットと弦楽との掛け合いを経て、第2回目のフル・オーケストラによるクライマックスに至ります。再びテーマが提示され、トランペットソロの後、第3回目のクライマックス(4:50頃~)がやってきます。
 そして、旅路の果てに、“夢の世界”(5:20頃~)にたどり着きます。
 最後のコーダ部では、管弦楽組曲≪幻想の四季≫の4つの楽章の冒頭テーマの音型を、1小節ずつ再現して、曲が閉じます。
 2008年2月作曲、二短調。
 構想では、曲の終り近くの“夢の世界”が先にでき、そこから逆算して、“旅路”の経路を構築していきました。



楽器編成
ピッコロ1・フルート2、オーボエ1・イングリッシュホルン1、クラリネット2・バスクラリネット1、バスーン2・コントラバスーン1、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ1、グロッケン、シロフォン、ベル、シンバル、ティンパニー、ラテン・パーカッション8種、ハープ、弦楽器群(ヴァイオリンⅠ・Ⅱ、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


追記

 森さちやの音楽作品(管弦楽曲、協奏曲など)は、

 ウェブサイト【森の音楽工房】

 で試聴できます。

 こちらにもどうぞお越し下さい。


 

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