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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

作曲は、自然・世界・宇宙の表現 

Posted on 10:24:01

 私は、管弦楽曲を中心とした作曲活動に励んでいます。

 メロディーや和声を考えていたり、スコアに音符を書き込んでいたりする際、不意に、忘我の境地が訪れることがあります。
 世界との一体感・調和感、といってもいい感覚です。

 
 こうした経験と、過去の作曲家たち、バッハやモーツァルトらの活動の事跡を踏まえると、
 
 「作曲活動は、自然・世界・宇宙を表現することである」
 
 といえるのではないかと思います。
 表現の対象の中には、もちろん、人間や生命が含まれます。
 
 この世界の理想的な調和・秩序を描くのが、音楽の第一の役割でしょう。
 
 しかし、実際の世界は、調和に満ちているとは限りません。さまざまな混乱もあれば、秩序を破ってエネルギッシュに発展していく様相もあります。
 それゆえ、この世界の発展的・エネルギー的・情念的・動乱的側面の描写も、音楽の第二の役割として挙げねばならないでしょう。
 
 秩序と発展、調和と混乱、理想と現実、こうした、一見相容れない対立する両面を、音楽は描こうとしてきたし、今後も描こうとしていくのだと感じています。
 
 (秩序と発展の対比は、生物の分類学と進化論の対比に喩えられます)
 
 人によって、また、時代によって、どちらに重心がかかるかは異なるようです。
 たとえば、古典派の時代―ハイドン・モーツァルト、ベートーヴェンの時代―では、秩序・調和・理想の世界のほうに傾斜していたと思われます。
 もちろん、個々の作品には例外もありますし、ベートーヴェンの場合は、古典派とロマン派の両面を持つ人物ですから、どちらかに重心があるかは微妙ですが。
 
 私の作品の場合、古典派の傾向に近く、世界の理想的・調和的側面を好んで描いてきたように思います。
 けれども、作品によっては、世界の発展的様相の描写を主眼とした曲もありますし、そもそも、1曲の中にも、その両面が揺れ動きながら入り込んでいるように思います。
 
 したがって、私の創作活動の場合も、世界の、一見相容れない対立する両面を描いている、といってもよさそうです。
 
 世界と共振しながら感じ取ったことを、音楽の言語に翻訳して表現する、このような曲作りの愉しみを、私は人生の道楽にしているのです。
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