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作曲と思索の愉しみ

オーケストラ作品の作曲・制作過程や、科学史と音楽史の研究にかかわる記録です。 森さちやの自作曲の公開も行います。 曲と思索を分かち合いたい。

T.クーンの、科学と芸術の比較論をめぐって ―「美」は手段か目的か― 

Posted on 16:57:13

 
 「パラダイム」概念を提唱し、科学史研究の潮流を大きく変えたトーマス・クーンに、科学と芸術の比較論を展開している論考があります。
(「科学と芸術の関係について」、安孫子誠也・佐野正博訳『科学革命における本質的緊張』みすず書房、第14章)
 
 その論考の趣旨は、科学と芸術には類似点もあるが、差異もあり、その違いは重大である、という主張です。そして、その主張を支持するいくつかの個別的論点を提示しています。
 その個別的論点はどれも興味深いのですが、私から見ると、考察が皮相的で本質をつかんでいないと思われる点が散見されます。
 
 今回は、クーンの科学と芸術の比較論における論点の紹介と、それに対する私の見解の対置を行ってみようと思います。
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歩く思索と座る思索―自我の思想と無我の思想― 

Posted on 11:45:32

 
 ロダンの「考える人」と、広隆寺や中宮寺の「半跏思惟像(はんかしいぞう)」。
 この両者の対比をもとに、山折哲雄さんが、西洋の「直立歩行」的思索と、東洋の「座の文化」的思索の相違について、考察を展開していました。
 
 今回は、その山折氏の考察の紹介と、その延長上に見える展望を、記してみようと思います。
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